2015-11-06 21:00
社会
住民らの主体性が豪雨災害の復興のカギに PWJ 住民集会開催

災害復興は住民らの参加が不可欠
日本に本部を置き、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人々に対して支援活動を行うNGO、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ、以下同組織)は11月4日、同組織のホームページにてミャンマー洪水被害の復興の様子について掲載している。同組織は洪水災害の復興を推進するためには、住民が主体的に災害復興事業に参加することが不可欠であると述べている。
災害支援委員会の設立で、復興がより円滑化
同組織はマグウェ地域で支援活動を実施しているが、支援の対象となる村で住民集会を開催し、事業の概略について説明した。その後、住民らによって災害支援委員会が設立された。同委員会が支援対象世帯を選定し、ニーズの確認を行うことで、支援世帯との連絡や調整を行う。また、住民集会においては、事業実施のフォローを行うボランティアも1人選出された。ボランティアの業務は、災害支援委員会の指示に沿って、事業を実施している現場に毎日足を運び、進捗状況を確認することである。
各村の災害支援委員会では、事前に行われた住民への聞き取り調査の結果を基に農地整備、トイレ建設、衛生キットの支援対象世帯案を作成した。
ミャンマーでは11月8日にミャンマー総選挙が実施される。同組織は、今後選挙に絡む政情や治安の悪化の可能性を視野に入れ、安全確保に努めながら事業を実施していく。
外部リンク
ピースウィンズ・ジャパン
http://peace-winds.org/news/activity/report/myanmar/8950
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