2015-10-26 18:00
社会
ミャンマーの洪水被害、国連が現在の状況を報告

深刻な水田被害と家畜被害 漁業にも影響
10月20日、国連が、7月から8月にかけて発生したミャンマーの洪水被害状況を伝えた。レポートによれば、水田の被害は50万ヘクタール以上、ヤギ、牛、豚など家畜の被害は全体の4分の1に当たる25万頭以上となった。
水田の被害により、米の生産量は前年と比べて89%となっている。また、多くの種や肥料なども災害によって失われた。
洪水被害は、漁業にも影響を与えている。約3万ヘクタールの漁場が失われ、漁業や養殖のための道具、ボートなども失われた。
農業、漁業の再建へ、国際機関の協力が必要
国際連合食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)は、家畜の病気を防止し生存をサポートするために、ワクチンが必要だと主張している。また、洪水の影響を受けた人々のために、新しい種子や肥料、農機具も必要として、国際機関にサポートを求めている。その他、道路や灌漑システム、農地の修復も必要となる。
洪水被害は、将来的な経済発展にも大きな影響を及ぼす。FAOのBui Thi Lan氏は、
被害に遭った家族が必要とする物を用意し、生活の再建をサポートすることが急務だ。それが将来的な危機に対処する手段だ。(UN News Centreより)
と述べている。
(画像:UN News Centreより)
外部リンク
UN News Centre
http://www.un.org
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