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2015-09-23 15:00

社会

韓国がタイのミャンマー難民30人を受け入れへ

ミャンマー難民
難民の受け入れは12月を予定
韓国法務部は、ミャンマー・タイの国境付近に位置するタイ・メーソートの難民キャンプで暮らすミャンマー難民30人を受け入れる準備を進めている。

難民の受け入れは12月に行われる予定だ。韓国は2013年に難民法を改正したが、同法の改正以降、初の受け入れとなる。

韓国では1994年以降、522人の難民を受け入れてきたが、そのうち158人はミャンマーのカレン民族で、韓国が受け入れた難民の中では大きな割合を占めている。

ミャンマー難民らはF-2ビザを取得して韓国へ入国する。入国後は韓国語を学び、最大1年間の職業訓練を実施する。

かつての内戦により、カレン民族はタイへと逃れる
ミャンマーとタイの国境付近で活動する反政府組織、カレン民族同盟は1948年以降、ミャンマー政府と軍事衝突を含めて敵対関係にあった。

ミャンマー政府との和平交渉により、2012年に停戦合意に至ったものの、それ以前は内戦が続いていたことから、カレン民族は難民としてタイへと逃れた。現在、タイの難民キャンプには約12万人のカレン民族が生活している。

韓国法務部はミャンマー難民の受け入れについて、2017年まで行うとしているが、それ以降については今後の動向を踏まえて判断するとしている。


外部リンク

THE KOREA TIMES
http://www.koreatimes.co.kr/www/news/nation/2015/09/116

mizzima
http://mizzima.com/news-domestic/south-korea

カレン民族同盟(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/カレン民族同盟

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