2015-09-22 22:00
社会
ミャンマー政府、左ハンドル車を義務づける計画を発表

右側通行の交通システムとの互換性がなく、安全確保に問題
ミャンマー国営メディアが、国内の自動車をすべて左ハンドル車にすることを義務づける計画がある、と発表した。ミャンマーでは、車は右側通行となっている。これは40年以上前、ネ・ウィン政権時代に決まった法律だ。しかし、ミャンマーで使用される車のほとんどは日本などからの中古輸入車で、約90%が右ハンドル車となっている。このことは道路を走行する上でさまざまな問題となり、交通渋滞の原因の1つにもなっている。
政府は、右ハンドル車の使用は交通システムとの互換性がないという理由から、安全生確保のため左ハンドル車の使用を義務づける。左ハンドル車への移行期間は90日間としている。
右ハンドル車在庫5万台 ドライバーにも大きな負担
ミャンマー自動車製造販売組合の報告によれば、現在、右ハンドル車の在庫は5万台以上あるという。ヤンゴン電力産業省大臣は、まずタクシーやバスから左ハンドルへ移行するべきだとのべている。
国営メディアでは、右ハンドル車から左ハンドル車への移行期間が短すぎるとし、現在の車を手放すことはドライバーにとって大きなダメージになると表明。政府のプランを公式に批判した。
(画像:Mizzimaより)
外部リンク
Mizzima
http://www.mizzima.com
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