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2013-04-30 13:00

その他

ミャンマー映画、アジアン・フィルム・フェスティバルで受賞

KayanBeauties
知られざるミャンマー映画、世界の舞台へ
マレーシアで行われたアジアン・フィルム・フェスティバルでミャンマーの映像作家が賞を受賞した。彼の受賞によって、ミャンマー映画が初めて世界の舞台に立つこととなる。

(画像はThe IRRAWADDYより)

世界の映画界ではあまり注目されることのないミャンマー映画。その中で地道に活動を続けてきた Aung Ko Katt 氏が、先月行われたアジアン・フィルム・フェスティバルで特別審査員賞とベストディレクター・フォトグラフィー賞を受賞した。

首長族少女の旅を描いた作品【Kayan Beauties】
受賞作の「Kayan Beauties」は、ミャンマーとタイの山間部に住む首長族カヤン族をテーマにした異色作。 Aung Ko Katt 氏初の映画作品だ。

KayanBeauties
(画像は Kayan Beauties ウェブサイトより)

特異な種族の様子を映像化し、商業目的に利用することはギャンブルでもあったが、彼はこの映画を作ることは価値あることと判断し、映画を完成させた。

ストーリーは、カヤン族の少女4人が村を離れ、シャン地方の街へと旅立つ途中に遭遇する様々な出来事を描いたもの。予告編を見ると、賑わう街を歩いたり、誘拐事件に巻き込まれたり、ファッションショーに出演したりと実にスリリングで興味をそそる。

Aung Ko Katt 氏は、

この作品を通じてカヤン族がミャンマーオリジナルの種族だということを世界に伝えたかった。そして、ミャンマー映画のクオリティーが世界に通用することを証明したかった。これは27年も前からの夢だった。(The IRRAWADDYより)


と語っている。

Aung Ko Katt 氏は、1986年日本に来日、音楽と映像技術を学んだ経験も持つ。在日中は日本語も習得し、富士フイルムの8人のカメラマングループにも所属した。

1995年、映画プロダクションを設立し、テレビコマーシャルやミュージックビデオ、ドキュメンタリーやドラマを手がけている。1999年にはニューヨーク・フィルム・アカデミーのトレーニングプログラムも修了した。


外部リンク

Kayan Beauties
http://www.kayanbeauties.com/

The IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.org/archives/31227
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