2015-09-09 12:00
社会
カンボジアに移住計画のロヒンギャ族、ホームシックで帰国へ

オーストラリアの移民プログラムで移転後3か月
カンボジアに滞在していたロヒンギャ族難民が、ミャンマーへの帰還を希望し、受諾された。ミャンマーに戻るのは、ミャンマーでの迫害を逃れるためにカンボジアに滞在していた、4人のうちの1人。25才の男性だ。オーストラリアの移住プログラムによって、カンボジアへの定住を進められていた。
しかし、カンボジアに到着した3か月後、彼は「ホームシックにかかった」と言い、ミャンマーへの帰国が可能かどうかカンボジア政府に尋ねたという。
カンボジア内務省難民プログラムのKem Sarin大臣によれば、難民には間もなく出国ビザが発行され、母国に帰ることができるという。
Kem Sarin大臣は、
私たちはこの申し出に反対しなかった。プノンペンのミャンマー大使館と連絡を取り、外務省とオーストラリアの移民管理局との手続きも行った。男性の父親も了承している。(Bangkok Postより)
と述べている。
社会とのコミュニケーション確立に問題か 唖然とする関係者も
オーストラリア海上に漂流していた約1200人の難民を助けるため、オーストラリア政府はカンボジアに5500万豪ドルの援助を約束している。移民計画は、国際移民機関によって進められている。Cambodia Dailyによれば、プノンペンの難民サービスディレクターDenise Coghlan氏は、報告を受けて唖然としたという。難民のプライバシー保護のため、関係者は難民とのアクセス権を持っていない。Coghlan氏は、社会とのコミュニケーション確立に問題があったのではないかと見ている。
(画像:Bangkok Postより)
外部リンク
Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com
Cambodia Daily
https://www.cambodiadaily.com
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