2016-05-29 20:00
経済
オレドーがミャンマーで初となる「4Gサービス」を開始

3Gと4Gのサービスは同価格
通信市場が激化しているミャンマーで、カタールの通信企業であるオレドー(Ooredoo)が同国初となる「4Gサービス」の提供を開始した。オレドーのホームページ上のFAQによると、同サービスはミャンマー最大の都市ヤンゴンとヤンゴンに次ぐ第2の都市マンダレー、そして首都であるネピドーの3都市で利用可能となっており、3Gと4Gのサービスは同価格で設定されている。
さらに、オレドーはヤンゴンの半分、ネピドーの90%、マンダレーのすべてのエリアでサービスを提供する計画で、数カ月後にはアップグレードする予定だという。
さらなる激化が予想される加入者争奪
オレドーは2014年にミャンマーで通信事業を開始。現在、加入者は750万に近づいているというが、競合のテレノール(Telenor)とMPTはそれぞれ1600万と2000万に達しており、2社を追う形となっている。テレノールはノルウェーの通信企業で、オレドーと同じ2014年にミャンマーでの通信サービスを開始。MPTはミャンマー国営郵便・電気通信事業体(Myanma Posts & Telecommunications)が日本のKDDIと住友商事と共同で進めている通信事業で、2014年に契約を締結している。
このようにミャンマーでは2014年を境に通信市場が活性化し、各社の競争が激化しているのが現状だ。さらに、今年4月にはベトナムの大手通信企業もミャンマーの通信市場に参入することを発表しており、今後の加入者争奪はさらなる激化が予想される。
より速くより大容量の通信をより広範囲で提供できるかが、勝負の決め手となるのかもしれない。
外部リンク
Ooredoo Myanmar
http://www.ooredoo.com.mm/
Ooredoo first to go 4G
http://www.mmtimes.com/
Ooredoo Myanmar launches 4G
http://www.totaltele.com/
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