ミャンマーニュース

5月9日、首都ネピドーの大統領官邸において、ティン・チョー大統領は、タイのドン・プラムドウィナイ外相と会談した。

会談では、タイで働くミャンマーの季節労働者らに対する権利の強化について話し合われ、同大統領は同外相に対し、タイで働くミャンマーの労働者の権利強化を要求した。

タイ政府は法律に基づき、労働者に対しては人種や宗教にかかわらず、労働者に対し平等に権利を与えている。

しかしながら、タイの季節労働者人権ネットワーク（MWRN）によると、ミャンマーの多くの季節労働者は、不当な労働を強制されていることから、事実上、労働者の権利は機能していないという。

そのため、同組織は両国政府に対し、タイで働くミャンマー人労働者の人権保護について強く要望した。

ミャンマーの季節労働者がタイで働き始めたのは、今から約30年前であるとされる。

また、現在、タイで働くミャンマーの季節労働者は約300万人とされるが、労働者らがタイの法律に基づかないまま入国しているケースも見られることから、ミャンマーの労働者は、タイで不当な労働を強いられる場合が多い。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー大統領府（プレスリリース）
http://www.president-office.gov.mm/en/?q=briefing-room

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/burmas-president-calls