2016-05-21 17:00
社会
ヤンゴン総合病院にて、愛知・総合大雄会病院医師が人工膝関節置換手術実施

3日間で5人の患者に膝手術を実施
愛知県一宮市に本拠を置き、今年1月よりミャンマーでの診療を開始した大雄会は5月17日、5月3日から5日まで、ヤンゴン総合病院にて東邦大学医学部・勝呂徹名誉教授主導の下、総合大雄会病院人工関節センター長の中根邦雄医師が人工膝関節置換手術を実施したと発表した。3日間の手術では5人の患者の膝手術が行われ、中根医師は3膝の執刀を担当した。また、日本のテレビ局スタッフも同行し、ライブ手術を実施した。関係者が見守る中、手術は無事に終了した。
日本製人工関節製品を利用した手術で、正座も可能に
膝手術を行った中根医師によると、現在、ミャンマーで行われている人工膝関節手術では、痛みは緩和するものの、膝を90度程度しか曲げることができず、自転車にも乗れないという。今回の手術では、日本製の正座対応型インプラントを使用したが、それにより、自転車に乗れるだけではなく、正座も可能になるという。
日本では、人工膝関節手術は年間5万件実施されているが、ミャンマーでは年間100件にとどまっている。ミャンマーにおいては、同手術は黎明期であるとされるが、日本の人工関節製品と正座が可能な日本の手術手技を輸出することで、ミャンマーにおける人工膝関節手術の向上が期待されている。
外部リンク
大雄会(プレスリリース)
http://www.daiyukai.or.jp/news/news_detail.php
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