2016-05-21 17:00
社会
フィリピンのSLアグリテック ミャンマーでハイブリッド米栽培拡大へ

ミャンマーでの生産増で、米の輸出拡大へ
フィリピンの首都マニラに本拠を置き、ハイブリッド米を生産する「SLアグリテック社」は、ヤンゴン市ダゴン郡区の100ヘクタールの農地において、同社のハイブリッド米の品種「SL-8H」を収穫できたことから、今後は、輸出用に生産量を増加させたい考えだ。SL-8Hは、口当たりが柔らかく、粘り気があることが特徴で、ミャンマーの消費者には好まれにくいとされるが、多くの国では受け入れられやすい味であることから、輸出には最適な品種とされる。
肥沃な大地、水利の面など、ミャンマーは稲作に好条件
ミャンマーで稲作を行うメリットとしては、稲作に適した土地が広大であることだ。ミャンマーは全体的に山がちなフィリピンとは違い、平坦な土地が広大だ。ミャンマーには、非耕作地であるものの、稲作に適した土地が1700万ヘクタールあるという。そのほか、全体的に肥沃な土地が多く、水利も良いことから稲作に最適とされる。さらに、フィリピンと比較すると、ミャンマーは生産コストが低いこともメリットだ。
しかしながら、ミャンマーの農家の多くは稲作の栽培技術が低いことから、同社は、同国の稲作技術を向上させていきたいとしている。
(画像はイメージです)
外部リンク
The Manila Times
http://www.manilatimes.net/sl-agritech-to-expand-hybrid-rice
The Standard
http://thestandard.com.ph/business/205850/sl-agritech
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