2016-05-21 17:00
社会
未来ある子供たちに学ぶ機会を!熊谷組がミャンマーで学校建設に協力

第1号となる学校完成は今月末
国内外で建設を軸とした事業を展開する株式会社熊谷組(以下「熊谷組」)は5月18日、社会貢献活動の一環として、ミャンマーの小中学校での校舎建設プロジェクト「KUMAGAI STAR PROJECT」に取り組んでいることを明かした。これは認定特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(以下「BAJ」)との協働によるもので、プロジェクトの第1号は、同工区最大都市ヤンゴンから北へ約240kmのバゴー地方域タウングー市にある「ティライン小中学校」だ。
熊谷組によると、3015年3月にタウングー教員養成大学から半径30km以内の範囲で、教室が不足している学校を調査。学校側や地域住民に話を聞き、対象となった26校より「ティライン小中学校」を選定したという。
すでに校舎建設は始まっており、2016年5月末には完成する予定である。
ミャンマーでは教育水準を国際的なレベルに向上させるため、様々な教育改革が行われている。一方、小中学校では教室不足により上級に上がれず中学の教育課程を終えることができない子供たちも少なくない。
このような現状から、熊谷組はミャンマーの将来を担う子供たちが学べる機会をより増やし、個々の人生で“星”のように輝いて欲しいという願いから「KUMAGAI STAR PROJECT」と名付けたという。
建設だけにとどまらず、技能労働者育成も
熊谷組とBAJによるプロジェクトは、第1号となった「ティライン小中学校」と同様に、まず熊谷組が事業活動地で調査を行い、建設する学校を選定する。教育省より建設許可を受けた後は、現地での交渉に長けたBAJが学校側や地域住民と交渉。建設には地元の若者も雇用し、手に職をつける機会を与える。
また、現場で働く職人には熊谷組の施工現場を見学させることで、技能労働者を育成していくという。
今後は、熊谷組だけでなく同社の顧客も同プロジェクトに参加できる仕組みを考案中とのことで、新たな社会貢献活動に発展する可能性もある。
どちらにしても、より多くの“輝く星”が巣立つことを願うばかりだ。
●本プロジェクトは、熊谷組とBAJの協働プロジェクトです。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社熊谷組
http://www.kumagaigumi.co.jp/
株式会社熊谷組のプレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/
認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン
http://www.baj-npo.org/
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