2016-05-12 06:00
社会
新観光開発プランは地域社会に焦点

地域密着型観光の発展を重視
ミャンマーのホテル・観光省は、先週発表した公式声明で、100日政策の優先課題の一つとして、地域密着型観光(CBT)の発展を重視すると述べた。政策には、観光産業の急成長に向け、地域密着型観光の開発、観光人材資源の構築、既存の観光地と未開発地域の開発という3本柱の計画が含まれている。
地域密着方観光の開発計画では、ミャンマー全土において6カ所の主要パイロットプロジェクトを実行するとしている。
6カ所とは、カチン州のインドージ湖地域、カヤー州のロイコー群区とカイン州のタンダウンジー群区、シャン州のパーオ自治区、マグウェ地方域のニャウンウー群区、マンダレー地方域のミングンとキャウミャウン村である。
村レベルでゲストハウスやパッケージツアーを開発できるように支援し、ガイドの外国語スキルをあげることで、トレッキング、バードウォッチング、環境保全活動などの地域活動への観光客誘致が可能になる等、地域社会に力を与えることを目指している。
新政権下で観光省のリーダーシップを期待
従来のミャンマー観光産業は、文化観光にのみ焦点をあててきた、今後、持続可能な観光を構築するため、地域密着型観光は、国家の新しいアプローチ方として期待されている。前軍事政権下において、アウンサンスーチー氏は、観光で得たドルが軍指導者らに流れているとして、ボイコットを支持するなど外国人観光客の誘致に積極的ではなかった。
しかし2012年に政治活動に復帰すると、観光業に国民の生活水準上昇の可能性を見いだし、2014年にヤンゴン郊外に若者の育成を目的にホスピタリティトレーニングアカデミーを設立している。
今後、アウンサンスーチー氏が国家顧問を務める新政府下で、観光省のリーダーシップが期待されている。
外部リンク
THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com
The Global New Light of Myanmar
http://globalnewlightofmyanmar.com
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com
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