ミャンマーニュース

ミャンマーの新年を祝う水祭り「ティンジャン（Thingyan）」が5日間にわたり繰り広げられたが、この期間の死亡者は30人を超えたという。

複数のメディアがミャンマー警察の発表として死亡者数を報道しているが、メディアにより死亡者・負傷者数に多少のズレがみられ、情報が錯綜していることがうかがえる。

情報を総合すると、5日間で死亡した人数は32人～35人。少なくても32人が命を落としたことになる。

その内、交通事故による死亡は14人、負傷者は176人であった。また、全体の負傷者数は316人となっている。

昨年のこの期間の死亡者は16人、負傷者は356人であったため、死亡者数が倍増したことになる。

ティンジャン祭りの期間中に警察に報告された事件や事故は189件。その内訳は、殺人、強姦、盗難、スリ、交通事故、暴行、嫌がらせ、違法武器の所持などとなっている。

ミャンマー最大都市ヤンゴンでは、監視事務所を開設。治安部隊は地域の警察や消防、赤十字のメンバーなどと協力して監視活動を実施したという。

ヤンゴンの死亡者は1人、負傷者は24人となっており、昨年の死亡者3人、負傷者69人と比べて死傷者数は減少。監督事務所の開設は功を奏したといえるだろう。

1年を幸福にすると信じられているティンジャン。来年は死傷者がさらに減少することを祈るばかりだ。

（画像はTHE IRRAWADDYより）

外部リンク

Thingyan Deaths Double in 2016
http://www.irrawaddy.com/

32 people dead, 235 injured during water festival
http://www.elevenmyanmar.com/

34 killed during Myanmar water festival
http://www.thehindu.com/