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2016-04-28 10:00

経済

NECネッツエスアイ、ITCインフラ事業拡大に向けミャンマーに現地法人を設立

NECネッツエスアイ
3社からなる合弁会社を設立
NECネッツエスアイ株式会社(以下「NESIC」)は4月25日、ミャンマーでのITCインフラ事業を拡大するため現地法人「ICT Star Group Myanmar Co.,Ltd.」をヤンゴン市内に設立したことを発表した。

設立された現地法人はミャンマー企業との合弁で、4月22日に仮登記証を受け、25日より実質的な業務が始まったという。

正式な設立には1ヵ月ほどかかる見込みだが、NESICが合弁会社の株式を46%保有し、Technology & Magical Trading Co., Ltd.(以下「TM社」)が35%、GUSTO Technology Limited(以下「GUSTO社」)が19%保有する予定である。

TM社は通信機材の輸入販売、通信キャリア・ネットワークの設計や構築を手がけているため、技術者の供給や機器の輸入・調達を得意とする。また、GUSTO社はIT関係の教育実績があり、社員や運用技術者の教育を担当するパートナーだという。

多様な投資拡大に対応するため
ミャンマーでは民政移管後、先進諸国による長期の経済制裁が緩和され、急激に経済成長を続けている。アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)による新政権がスタートしたこともあり、今後さらなる経済成長が期待されている。

一方、通信インフラを含む社会インフラの整備が追いつかず、早急の整備が必要となっている状況だ。

NESICはこれらの高い需要に対応すべく、2015年4月にミャンマー最大都市ヤンゴンにタイ法人の支店を開設。携帯電話基地局設置や太陽光発電施設設置など、ITCインフラ整備を手がけている。

しかし、日本政府によるODA活用などをはじめとする多様な投資拡大が期待されるため、今回の現地法人設立に至った。また、現地に即した地盤を固めることで、ミャンマーの優秀な人材を活用したオフショアの設計や、日本国内あるいは海外プロジェクトへの技術者派遣も展開する予定だという。

ミャンマーに根付いた事業をNESICがどのように展開していくのか、注目が集まるところだ。

(画像はNECネッツエスアイ株式会社より)


外部リンク

NECネッツエスアイ株式会社のプレスリリース
http://www.nesic.co.jp/news/pdf/20160425_1.pdf

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