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2016-04-17 21:00

社会

世界のトラの数がこの100年で初めて増加傾向に

トラの保護
トラの保護対策会議を前に報告
トラの保護団体が10日、保護運動活動により世界の野生トラの個体数がこの100年で初めて増加したと報告した。

WWF(世界自然保護基金)とグローバル・タイガー・フォーラムがまとめたデータによると、ここ数十年間トラの個体数は減少してきたが、2010年の3,200頭から、2016年に3,890頭まで増加している。1900年以降トラの個体数が増加したのは初めてだ。

インド、ロシア、ネパール、ブータンではトラの数が増加した。これは、調査方法の改善やトラの生息地の効果的な保護などの様々な要因から生じたとしている。

逆にバングラデシュ、インドネシア、カンボジアでは減少している。これらの国々では、トラの密猟や、生育環境の喪失につながる深刻な森林破壊が報告されている。ミャンマーでは個体数の有効なデータが無いとされている。

トラの個体数を増やすための取り組み
2010年に、ロシアで開かれたトラ・サミットで、トラが生息しているとされる13カ国(バングラデシュ、ブータン、中国、カンボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、ロシア、タイ、ベトナム)は、2022年までにトラの数を二倍にする計画を開始した。

11日からニューデリーで開催されたトラの保護対策会議で更なる対策が話し合われた。この会議には、世界中から約700名の専門家や科学者が参加した。

(画像はmizzimaより)


外部リンク

mizzima
http://www.mizzima.com/

WWF Global
http://wwf.panda.org/wwf_news

NATURE WORLD NEWS
http://www.natureworldnews.com

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