2016-03-15 12:00
社会
民主的な教育法案を求める学生逮捕から1年 各地で記念集会

平和的な抗議行動にも関わらず、警察は複数の学生を拘留
3月10日、アムネスティ・インターナショナルは、ミャンマーで1年前から拘留されている学生たちについて、声明を発表した。また、学生たちが拘留されたバゴー地方のLetpadanをはじめ、マンダレー、Myingyan、Patheinでは、記念集会が行われた。昨年2月、ミャンマー学生連盟の学生たちが、新しい教育法案について抗議行動を起こした。ヤンゴンに向かってデモ行進を行っている途中の3月10日、Letpadanで学生と警察と衝突。多くの学生が拘留された。
この抗議デモには暴力は伴わず、平和的に行われていたにも関わらず、警察は強硬手段をとった。その後も、許可無く集会を行った罪などで、複数の学生が逮捕され、現在も、120名以上が拘留中だ。これに対して国内の組織や国際社会から批判が起こり、家族や支持者は逮捕者の解放を求めている。
「容赦ない執拗な取り締まり」 学生の無条件解放を求める
アムネスティ・インターナショナルは声明にて、警察の対応は「情け容赦ない執拗な取り締まり」だとして、平和的な抗議を行った学生たちを無条件で解放するよう求めた。政治活動グループBa-Ka-Thaでは、学生、仏教僧、詩人などが参加し、写真展示などのイベントを行った。イベントの目的は、「警察のプロセルが不当であることを示すため」だという。
参加した学生の1人は、
政府は民主化を進めていると言うが、民主主義教育を求める学生が逮捕されている。(ELEVENより)
と述べている。
Myingyanでは学生が黒い腕章を付けて市裁判所前に集まり、旗を振りながら抗議の意志を示す歌を歌った。Ayeyawadyでは大学近くのパゴダにて集会が行われ、学生たちは学生組合の旗を掲げて歌った。
(画像:ELEVENより)
外部リンク
ELEVEN
http://www.elevenmyanmar.com/
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