2014-08-20 14:00
社会
ミャンマー通信サービス業界、競争激化

Ooredooに続きテレノールも 低価格SIMカードを販売
15日、外国通信サービス企業として初めて、カタールのOoredooが正式に運営を開始した。これにより、一気に通信サービス業界の競争が激化する。(画像:The Wall Street Journalより)
高速ネットワークサービスの普及が始まった。Ooredooに続き、来月にはノルウェーのテレノールが運営を開始する。両社はミャンマーで初めて、通信事業のライセンスを取得した企業である。
両社のSIMカードは1.5USドルから販売。高速、高品質な通信サービスが受けられる。国営MPTのSIMカードは250USドルで、通信速度は遅い。比較対象にならないほどの差である。ヤンゴンのOoredooショップにはSIMカードを求める長い列ができた。
国営MPTとKDDIは既存のユーザー確保をねらう
国営のMPTは、6月、KDDIと住友商事とパートナーシップを結んだ。日本はミャンマーの通信サービス事業に2兆円を投じる。ミャンマーの出版・情報テクノロジー業経営者は、
KDDIは、既にある1,000万人のユーザーの環境を改善できる。これは非常に大きなチャンスだ。(The Wall Street Journalより)
と語っている。
出版、広告業など、他業界への影響も
Ooredooは、ライセンスを取得した後およそ1兆円を投じ、ショップを設立し、街に大規模なサインを設置した。Ooredooの知名度は確実に上がっている。しかし、イスラム国からの企業に反発する仏教徒のボイコット運動など、問題も残っているという。前述の出版業経営者によれば、現在の出版業績の85%がモバイル通信に関わるものだという。ネットワークサービスだけではなく、他業界への影響も大きい。
外部リンク
The Wall Street Journal
http://online.wsj.com/
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