2014-08-25 16:00
社会
マンダレーの夜間外出禁止令が解除

暴動のきっかけは“オンラインの噂”
マンダレーの7つの町全てに出されていた夜間外出禁止令は、5週間を経過した後、解除された。暴動のきっかけは、先月1日、イスラム教徒の男性が仏教徒の女性をレイプしたという“オンラインの噂”。
そのうわさに激怒した仏教徒の男性は二晩にわたり荒れ狂い、車や家屋を破壊、放火した。そして三日目の晩、治安部隊が路上でガードするまでに発展。
仏教徒とイスラム教徒の両方に死者2名と負傷者17名を出した後の7月3日、マンダレーの7つの町全てに夜間外出禁止令が出された。
(画像はWORLD BULLETINより)
夜間外出禁止令違反者1,400名
マンダレーの警察当局はこれまでのところ、殺人、放火、武器の不法所持などの容疑でこの暴動に関与した56名を逮捕。また、夜間外出禁止令に違反した1,400名を処罰している。その後、マンダレーは徐々に落ち着きを取り戻し、当局も次第に門限の時間を削減。5週間を経た8月中旬、ようやくマンダレーの7つの町全ての夜間外出禁止令が解除された。
これは喜ばしいことではあるが、夜間外出禁止令が出ていた5週間の間に千人をはるかに超す人々が命令を守れず処罰を受けていたというのは驚きだ。
約束事を守れなかったり無視したりすることこそが、ミャンマーが抱える問題の根底に潜んでいるような気がしてならない。ミャンマーが本当の意味での民主主義になるには、まだまだ時間が必要なようだ。
外部リンク
Myanmar lifts curfew in violence-hit Mandalay
http://newsok.com/myanmar-lifts-curfew
Myanmar lifts curfew in Mandalay after five weeks
http://www.worldbulletin.net/todays-news/
Curfew lifted in Myanmar's Mandalay city
http://zeenews.india.com/news/world/
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