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2014-08-18 20:00

社会

川底に沈んだ巨大ベル、捜索開始

ベル
重さ270トン 400年以上放置されたまま
Mergui諸島のダイバーチーム等が、およそ400年前、水底に沈んだとされるベルの捜索を始めた。

(画像:gCaptainより)

捜索はヤンゴン南部のヤンゴン川、Bago川、Pazundaung川の交差する辺りで行われる。

ベルは1476年、Dhammazedi王のために作られ、後にシュウェダゴン・パゴダに寄与された。青銅製で、重量は270トンと推定される。1608年、盗難に遭ったが、盗人のボートはその重さに耐えられず壊れ、ベルは泥の川底へ沈んでいった。

これまでにも何回か外国人グループによる捜索が行われている。しかし、濁った水と激しい流れが捜索を困難にし、ベルは400年以上、深さおよそ25フィート(7.56m)の泥の底に放置されたままである。

Mergui諸島の素潜りダイバーチーム、成功を祈願
ベルが発見されれば、現在世界一重いとされるロンドンのベル(13.5トン)を大幅に上回る。

今回の捜索には70名以上のダイバーが参加。ミャンマー南部Mergui諸島から、「シー・ジプシーズ」と呼ばれる10人の素潜りダイバーチームも参加している。Myint氏(52)が率いるダイバーチームは、特殊な能力で深く潜る技術を持っているという。

捜索は45日間行われる。費用は20万ドル。費用の大部分は計画に賛同した市民からの寄付でまかなわれるという。

作業の前に、ダイバーチームは仏教徒僧侶のもと、作業の安全と成功を祈願した。Myint氏はベルを救い出し、シュエダゴン・パゴダに戻す夢を見たという。彼はこの任務が成功するという確信を持ったという。


外部リンク

gCaptain
http://gcaptain.com/
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