2014-08-01 12:00
社会
国連特別報告者、深刻な少数民族問題について言及

ラカイン州とカチン州「嘆かわしく信じ難い状況」
国連の人権問題特別報告者Yanghee Lee氏が、10日間のミャンマー滞在を終えた。レポートでは、イスラム少数民族に関する問題が大きく取り上げられた。(画像:Reutersより)
滞在中、Lee氏は、およそ14万人のロヒンギャ族が暮らすラカイン州のキャンプを訪れた、また、カチン州にある少数民族のキャンプにも立ち寄った。およそ10万人の少数民族は、2年前に起きた政府との抗争により住む場所を失っている。
Lee氏はキャンプの様子を、
キャンプには必要なサービスがそろっておらず、非常に嘆かわしい状況だ。2年間もここで生活しているとは信じ難い。(Reutersより)
と表した。
マンダレーでの暴力、コミュニティーの完全2分化を憂慮
問題となっている少数民族は、国内を自由に行き来することを認められず、水、食料、教育、健康の維持管理は不十分で、結婚や出産についても制限がある。3月には、医療関係のNGOが活動を始めたが、健康を維持するための環境は明らかに不足している。
Lee氏は、先月、仏教徒とイスラム教徒の抗争が起きたマンダレーにも訪れた。繰り返される暴力について、
仏教、イスラム教両コミュニティの溝がさらに深まり、極端な2分化に発達するだろう。(Reutersより)
と語っている。
外部リンク
Reuters
http://www.trust.org
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