2014-07-19 10:00
社会
新任の国連人権問題特別報告者、ヤンゴンを初訪問

現地人権委員会と会談 刑務所、抗争地帯を訪問
7月17日、新しく就任した国連の人権問題特別報告者が、ミャンマーを訪問した。(画像:Radio Free Asiaより)
6月より、国連の人権に関する特別報告者となった韓国のYanghee Lee氏が、初めてミャンマーを訪問している。ヤンゴンに到着後、Lee氏は、2011年9月に発足したミャンマー政府人権委員会会長と会談を行った。
その後、現地の人権員会と共にInsein刑務所を公式訪問し、関係者と会談した。10日間の滞在中には、民族抗争が続くラカイン州とカチン州を訪れる。
抗争地域での人権問題、中国鉱山地域での反乱について報告を受ける
ミャンマー政府の人権委員会からは、政府が行った人権問題解決への取り組みについて報告があった。また、抗争によって住居を奪われた人々やその地域の教育、政府と民族による兵士採用、地雷、カチン州における少年兵士の問題などについても説明された。
その他、中国が所有する鉱山における問題についても説明があった。
ラカイン州では、2012年から中国が開発する鉱山に対する反乱や暴力によって、数万人が住む場所を奪われ、数百人が死亡している。人権委員会には、この開発について批判する内容の手紙が6,000通以上届いているという。
ミャンマーはアジア出身の国連担当者に期待
前任の特別報告者は、アルゼンチン出身のOjea Quintana氏が6年間勤めた。ミャンマー人権委員会Win Mya氏は、アジア出身のLee氏には、さまざまな問題に対してより深い理解が得られると期待している。ミャンマーに関するLee氏のレポートが、アジアにとって有益なものになるよう望んでいる。(Radio Free Asiaより)
と語っている。
外部リンク
Radio Free Asia
http://www.rfa.org
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