ミャンマーニュース

ミャンマーを訪問していたオーストラリアのジュリー・ビショップ外務大臣は、ミャンマーの教育向上を支援するために、2780万豪ドルの資金援助を発表した。

具体的には、ミャンマー国内43,000校の質の向上と、大学などの高等教育機関における教員養成の強化などが実施される予定である。

特に、初等教育と高等教育の機会を増やし、より多くの子どもたちが教育を受けられる環境を目指す。

オーストラリア政府は、ミャンマーの学生にオーストラリア国内での学習機会を提供。また、オーストラリアの学生にミャンマーで学習する機会を与えるために「新コロンボ計画（New Colombo Plan）」も模索している。

（画像はオーストラリア政府HPより）

ミャンマー国内の学齢期にあたる500万人の子どものうち、およそ半分程度の子どもしか小学校を卒業しない、卒業できない、通い続けられない、というのが現状だ。

識字率は少しずつ上昇しているが、基本教育が受けられる環境が整っていないため、当然、就業率も低くなる。

そのため、現状の教育制度改善は、経済成長や和平プロセス、貧困削減などに不可欠な要因である。国の発展のために、また、個人のより良い未来のために、多くの人が質の高い基礎教育や様々なライフスキルを身に付けることが重要となるだろう。

外部リンク

オーストラリア政府のプレスリリース
http://foreignminister.gov.au/releases/Pages/2014/