2014-06-25 08:00
文化
ピュー王国の遺跡、世界遺産登録へ

イラワジ川デルタ地域にあるミャンマーの基礎的王朝
6月22日、ユネスコはカタールのドーハで開かれている世界遺産委員会において、ミャンマーのピューの遺跡を世界遺産リストに登録した。(画像:ユネスコ・世界遺産センターより)
ピューの遺跡は、紀元1世紀から9世紀頃につくられたピュー族王国の跡地。現在、ピュー族は絶滅しているが、ミャンマーの基礎を作った王朝といわれている。
世界遺産となるのは、Halin、Beikthano、Sri Ksetraの3つのエリア。ミャンマー中央部イラワジデルタの乾燥地帯にある。それぞれ用途別に宮殿跡地、興行的な生産跡地、埋葬地に分かれている。
レンガ製の堀の中には、王朝の宮殿跡や墓地、仏舎利塔の他、現在も使用可能という水道施設が発見されている。
遺跡維持の財政援助と経済効果に期待
ピュー遺跡は範囲は約18平方マイルで、かつては東南アジア最大の城壁が守る都市であったとみられている。世界遺産に登録されることで、遺跡を維持するための財政的援助を受けられる他、観光客の増加による地域経済の発展が期待できる。
ミャンマー文化省考古学部門のディレクターは、
ピュー遺跡の世界遺産登録を目指し、長い間懸命に取り組んできた。実現できてうれしく思っている。今後、遺跡をより良い状況にすることができる。(Inquire.netより)
と述べた。
外部リンク
ユネスコ・世界遺産センター
http://whc.unesco.org
Inquire.net
http://newsinfo.inquirer.net
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