2014-06-30 16:00
社会
平和的集会に関する法律を改正

懲罰を半減 当局による活動要請拒絶の条項を排除
ミャンマー政府は、国民の抗議活動に関する法律を改正した。6月25日、ミャンマー国営テレビが報道した。(画像:YAHOO! NEWSより)
改正されたのは、公共的な抗議活動に関する法律と、それに違反した者への懲罰内容。
改正後の「平和的な集会に関する法」では、抗議活動を引き起こした人物への最高刑が、懲役2年から1年に半減した。また、公的な許可を得ずに抗議活動を行った人々に対しては、6か月に半減した。
これまでの法律では、一般の人々が抗議活動を行うには許可を求めた場合、「当局にはそれを拒絶することができる」という条件付きであった。今回の改正でこの条項は排除された。今後は平和的な集会と平和的なデモ行進に限り、一般市民の活動が認められることとなった。
宗教間問題に関する活動は認めず 抗議活動が困難になる可能性も
しかし、宗教間の抗争を引き起こす可能性がある活動について、警察は引き続き活動要請を拒絶できる。人権団体や活動家などはこの改正に納得していない。彼らは、改正条項は、政府や自治体当局が活動を拒否しやすいように定められており、抗議活動は困難になると考えている。
電気料金値上げに関する抗議活動を行い、3か月の刑に服していたWin Cho氏は、
この改正がどのような影響を及ぼすか、しばらく様子を見なければわからない。次の抗議活動を起こすとき、この法律のもろさが明らかになる。(YAHOO! NEWSより)
と語った。
外部リンク
YAHOO! NEWS
http://news.yahoo.com
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