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2014-05-24 10:00

社会

タイのクーデター、ミャンマー人労働者にも影響

クーデター
就業機会の減少 安全面も懸念
タイで発生したクーデターは、タイで働く出稼ぎのミャンマー人労働者にも影響を与える恐れがある。

(画像:DVBより)

戒厳令が布告され全土で夜間外出禁止令が発令されるなど、不安定な状況が続くタイにおいて、ミャンマーから出稼ぎに来ている労働者の安全が懸念されている。

出稼ぎ労働者の権利を守るネットワークの代表、Sein Htay氏は、
この政治情勢が続けばタイでの生産部門が大打撃を受ける。就業機会は減り、定期的で安定的な就労が望めなくなる。(Elevenより)

と不安を語った。

約300万人の労働者保護を約束 滞在延長も
現在、ミャンマーから約300万人以上がタイに渡り、季節労働者として働いている。今月初めには、バンコクで労働者の安全と就労環境を守るための会議が開催され、労働者を保護する誓約が両国間で結ばれた。

ミャンマー国外雇用サービス協会(MOESA)によれば、ミャンマーの出稼ぎ労働者は、しばしば雇用先での虐待や物品金銭の強奪、違法な労働などの被害にあっているという。このような問題から移住者を守り、生活を保障することで両国は同意を得ている。

3月には、ビザの期限が切れたミャンマーの労働者に対し、180日間の滞在延長を許可した。このような状況の中、両政府が労働者に対してどのような措置をとるのかが注目されている。


外部リンク

Eleven
http://www.elevenmyanmar.com

DVB
http://www.dvb.no/news
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