2014-05-15 20:00
社会
教育アプリ【Sai Fah】で洪水サバイバル術を学ぶ
東南アジアの子どもを対象にしたフリーゲーム
サイクロンや洪水被害が心配される季節がやってきた。東南アジアの国々では、洪水について学べるフリーアプリを配信している。(画像:Sai Fah /iTunes)
「Sai Fah - The Flood Fighter」は、ゲーム感覚で洪水に関する知識が得られるフリーアプリ。ユネスコの提案でタイのソフトウェア開発会社Opendreamが開発、日本政府が資金協力を行った。ミャンマー、タイ、インドネシア、バングラデシュ、フィリピンなど、東南アジアの子どもたちを対象としている。
今年1月に配信を開始して以来、既に22,000件がダウンロードされた。モバイル機器が普及しているタイでは、教育アプリチャートのトップを飾っている。タイでの成功後は英語バージョンが公開され、週4,000件がダウンロードされている。
親しみのあるキャラとともにサバイバル術を学ぶ
Sai Fahはアユタヤの少年を主人公に進められる。アユタヤは2011年、洪水による甚大な被害を受けた地域のひとつだ。ゲームは22レベルに分かれ、家庭での備え、旅行中やキャンプ中の注意、ヘビやワニなどの危険な動物への対処法、人命救助などについて学ぶ。内容は深刻だが、キュートなキャラクターとともに楽しみながら洪水被害のサバイバル術が身につく仕組みとなってる。
Sai Fahでは、洪水を生き延びるためには「できる限り水から離れること」が最善としている。タイではほとんどの子どもが泳ぎ方を知らないため、泳ぎ方やライフジャケット着用については触れられていない。
外部リンク
Sai Fah - The Flood Fighter/iTunes
https://itunes.apple.com/
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