2014-05-15 13:00
社会
ヤンゴン駅、大規模な改修工事を決定

ショッピングモール、ホテル併設の複合施設へ
ヤンゴン駅が大規模な改修工事を行う。現在、工事業者を決定する入札が行われており、8か月後にプロジェクトを進行する業者が決定する。工事は2015年3月から始まる予定だ。(画像:Myanmar Business Todayより)
ヤンゴン駅は1877年、イギリスのサポートにより建設された。駅舎は何度かの改修を経ているが、今でも植民地時代の面影がそのまま残されている。
今回の改修工事では、25.3ヘクタールの敷地内にショッピングモールや宿泊施設、ビジネスセンターも併設される。駅周辺はヤンゴン市内で最も華やかなエリアに生まれ変わる。
市街地の渋滞を避け、鉄道利用者が増加
ヤンゴン環状線は1950年代に開業。全長45.9キロメートル、39の駅を経由する。ヤンゴン駅はその中で最も大きいターミナル駅で、環状線をはじめ、マンダレーやバガンなど、主要都市へ向かう複数の鉄道が乗り入れている。2011年の民主化以来、ヤンゴン市街地は混雑する一方だ。道路は常に渋滞、バスには人があふれるほど乗っている。目的地まで鉄道の方が時間がかかる場合もあるが、人々は強いストレスを嫌って鉄道を選ぶ。昨年、エアコンが整備された新型車両が採用されたことも、利用客増加に拍車をかけた。
ヤンゴン駅は現在、毎日10万人近くが利用しており、その内の100人ほどは外国人観光客だという。観光地では見られないヤンゴンの日常生活を見るため、列車内で半日過ごすという利用者もいる。政府では改修後の利用客は13万人を超えると予想している。
外部リンク
Myanmar Business Today
http://www.mmbiztoday.com
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