2014-04-30 22:00
旅行
国際協力機構(JICA)がバガンの観光開発に協力

地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト
ミャンマーのホテル観光省と日本の国際協力機構(以下JICA)は、 4月10日に「地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト」実施に関わる合意文書を交わしている。このプロジェクトは、ミャンマーの歴史文化都市であるバガンにおいて
1)バガン観光開発の管理体制整備(マーケティング、遺跡保護等)
2)観光開発に必要なインフラ整備
3)観光産業に携わる人材の育成(ガイド、ホテルスタッフ等)
を協力の柱として、3年間の予定で実施する。
これら3分野を対象にパイロット事業を実施し、事業実施結果を踏まえた戦略・計画を策定し、最終的にはそれらを包括的にまとめたバガン観光開発計画を策定する予定になっている。
(画像はイメージです)
まずは事前に実行可能性の調査
ホテル観光省とJICAは、まず、バガン・マンダレー地域の古代都市の観光開発のパイロットモデルの確立に向けたプロジェクトが実現可能かどうかの事前調査を双方が協力して実施すると報告した。この調査には、観光インフラ、人材育成、文化遺産と環境保全の改善のための技術協力プロジェクトが含まれている。
「世界遺産」登録に向けて
世界三大仏教遺跡のひとつであるバガンは、将来的にユネスコの「世界遺産」への登録に再チャレンジすることを目指しているため、JICAもそれらに配慮した観光振興を行う予定にしている。増え続ける観光客-追いつかない観光整備
ミャンマーへの観光客は、2012年に106万人、2013年に204万人に達し、年々増加している。そのため、管理体制整備、観光インフラ整備、観光産業人材の育成といった包括的な取組みが急務になっているため、JICAが協力する運びとなった。
また、観光収入はミャンマーの経済発展に大きく貢献することから、重点政策課題の一つとなっている。
JICAのプロジェクトが成功し、将来、バガンが世界遺産に登録されることを願うばかりだ。
外部リンク
国際協力機構(JICA)
http://www.jica.go.jp/index.html
JICA study to look at Bagan heritage
http://www.ttrweekly.com/site/2014/04/jica
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