2014-04-18 16:00
社会
NEXIの貿易保険 ミャンマーで設立のインフラ会社へ適用

ミャンマー創業の企業にも本格的な貿易保険
通常の保険で賄いきれないリスクのカバーを目的とした貿易保険をあつかう独立行政法人日本貿易保険(NEXI 理事長:板東 一彦)は15日、日本のエネルギー開発会社JFEエンジニアリングがミャンマーで設立したインフラ会社への海外投資保険を引き受けたと発表した。このインフラ会社はJFEエンジがミャンマーの建設省と協同で昨年末に設立し、今年度からはヤンゴン地区において生産能力1万トン級の鋼構造製作工場の操業開始が見込まれている。
(画像は日本貿易保険HPより)
大きな海外投資にも対応
引き受けの期間は2年間で、NEXIはJFEエンジの出資額の95%までを補い、テロや自然災害からくる損害リスクに保険を付ける。今回稼働が開始される工場はミャンマーの製造技術や鋼構造物の国産比率向上などを視野に、港関係の建設構造物やコンテナクレーンなどの制作を手がける予定であり、日本企業の高品質な製造技術をバックグラウンドとしたインフラが普及されることにより、ミャンマー国内において本邦企業による案件受注のチャンスが増幅されることが期待されている。
投資スタイルも進歩し一層期待される社会改革
今回のNEXIによる海外投資保険引き受けは12年1月にミャンマー向け貿易保険の拡充を行って以来の案件であり、これはミャンマーにおいて法制度の近代化や経済改革が前進してきた一つの表れともいえる。NEXIは今後とも日本の公的金融機関としての役割をミャンマーに寄与するプロジェクトに対して率先して果たしていく方針を示している。
外部リンク
独立行政法人日本貿易保険
http://www.nexi.go.jp/
JFEエンジニアリング
http://www.jfe-eng.co.jp/
独立行政法人日本貿易保険 ニュースリリース
http://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/005236.html
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