2014-04-16 12:00
経済
ミャンマー観光産業への国際支援 オランダが資金提供

オランダの信託基金による資金援助
4月9日、ミャンマーのホテル観光相ウー・ティ・アウン氏が、国際貿易センター(The International Trade Centre :ITC) と、発展途上国輸出振興センター(Centre for the Promotion of Imports from Developing Countries :CBI)との合同会議を開催した。4月10日発行の「ライト・オブ・ミャンマー」紙が報じている。(画像:CBI)
会議では、ミャンマーとオランダ国間の観光産業の促進について話し合われ、その中で、経済支援側と地元の観光産業側との協業の必要性などが議題に上った模様だ。本件においては、国際貿易センターが提供する「国家輸出戦略」(National Export Strategy: NES)の諸原則に沿った支援活動が行われることがすでに合意されている。なお支援金はオランダ信託基金から提供される。
発展途上国支援の専門組織
国際貿易センターとは、発展途上国支援を専門とする国際機関。貿易や国際的事業展開を支援することにより、持続可能な経済発展を促進し、被支援国における雇用機会や起業機会を増やすことを目的としている。一方、発展途上国輸出振興センターは、同様の支援をミッションとした、オランダ外務省直轄の国家機関。現在その活動は欧州連合(EU)に引き継がれている。
国家輸出戦略(NES)とは、国際貿易センターが提供する、国際支援のための指針となる枠組み。「被支援国による経営」「需要ベースによる優先順位の決定」など、7項目の原則が挙げられている。これら原則に基づいた支援を行うことで、被支援国の競争力向上や、社会の経済成長を確実に成し遂げようとするものだ。
国際貿易センターのホームページには、ミャンマーに関する専用ページが設けられ、さまざまな支援活動が報告されている。
外部リンク
国際貿易センター
http://www.intracen.org/default.aspx
発展途上国輸出振興センター
http://www.cbi.eu/
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