2014-04-07 09:00
社会
ダウェイ川沿岸からシンガポールへ大量の砂を輸出

2011年から事業スタート 400万立方メートルを掘削
ミャワディ・トレーディング社 と Kyaw Kyaw Phyo社が、シンガポールを拠点とする企業と砂の輸出事業を進めている。(画像:Eleven Myanmarより)
輸出は2011年から始まった。地元紙によれば、砂の掘削はミャンマー南部ダウェイ川沿岸の広い地域で行われている。これまでに400万立方メートルの砂がシンガポールに向けて輸出されているという。
掘削地域であるミャワディの輸送・通信担当大臣は、ミャワディ・トレーディング社とシンガポールの企業が契約を結び、Myeik エリアと Kawthaung エリアで砂の採掘・輸出を行うことを確認した。
なお、ミャワディ・トレーディング社は、ミャンマー軍がオーナーとなっているミャンマー・エコノミック・ホールディング社のグループ会社である。
Kyaw Kyaw Phyo社は運輸省傘下のミャンマー港局と共に、水底の土砂を掘削する浚渫船を利用した。これは輸出が始まる前から利用されていると見られている。
不透明な事業内容 地滑り、川の浸食も
この事業によって2つの問題が発生している。1つ目は、採掘地域の一部である Taninthayi地方で、地滑りと川の浸食が起きていることだ。この現象は周辺住民の生活に影響を及ぼしているという。2つ目として、砂の輸出にまつわる税金の問題が挙がっている。レポートによれば、ミャンマー政府は1,200万ドル以上の税金を受けとっているという。しかし、その詳細は明らかではない。
Taninthayi地方自治体は、どの企業がどれだけの砂を掘削し、地方自治体にどれだけの税金と開発資金が納められたのか、議会に対して質問の機会を設け、調査を進めている。
外部リンク
Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com/
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