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2014-02-15 07:00

社会

ロヒンギャ難民がタイから強制追放

ロヒンギャ
人権団体の反対届かず、ボートピープルを国外追放
2月13日、タイ当局は、ロヒンギャ族の難民およそ1,300人をミャンマーに強制追放した。ボートピープル国外追放については、昨年より人権団体が反対運動を起こしていた。

(画像:Bangkok Post)

2012年、旧軍事政権によって迫害されたロヒンギャ族のムスリムが、安全とは言えないボートを使って国外へ逃亡、その多くはタイとマレーシアに到着した。タイでは、およそ2,000人の亡命希望者が、密入国者として拘留所やシェルターに身柄を預けていた。

タイ当局は任意退去との認識を示すが
タイのバンコクポストの報道によれば、難民の移送は昨年9月から11月の間に進められたという。難民はタイでの未来に見通しが立たず、退去は任意の上で行われたと認識されている。

しかし、アメリカの人権監視団体 Sunai Phasuk は、強制追放に外務省が関与していなかったと見ており、タイ当局は難民に対して明確な説明をするべきだと主張した。

難民は労働、健康、教育環境が整わない地域へ送還されることになる。人権団体は、迫害の危険がある場所へ難民を送り返すことは、国際的に許されないとしている。


外部リンク

Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com/

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.org/
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