2014-01-23 19:00
社会
ロヒンギャ族の新たな危機

イスラム民族、ロヒンギャ族が再び襲撃される
ミャンマー西部、ラカイン州に住む少数イスラム民族、ロヒンギャ族は、2012年6月に起きた仏教徒による暴動で、250人以上が死亡し、14万人以上が、家を失われ、今も避難キャンプで不自由な生活を強いられている。そのロヒンギャ族が、先週より、再び新たな暴力にさらされている。
ミャンマーの非政府組織、アラカン・プロジェクトによると、バングラディシュとの国境に近い村で、非常に多数のロヒンギャ族が、襲撃され、数十人が死亡した。
ロヒンギャ族を襲った犯行グループは、刃物を用い、女性、子供を含む、数十人を刺殺した。
Image:<a href="
http://www.flickr.com/photos/69583224@N05/10015629183/" target="_blank">by European Commission DG ECHO</a>(画像はイメージです)
ミャンマー当局は、仏教グループの容疑を否認
国連の行った聞き込み調査によると、犯行グループは、周辺の村に住む、仏教徒グループによる犯行だと報告しているが、ミャンマー当局は、仏教徒による犯行を否認している。この事件は、ミャンマー国内では、民族浄化運動という表現で解説された。 このような残忍な行為を黙認するミャンマー当局の影で、今でも、多くのロヒンギャ族たちが、おぞましい状況のもとで、キャンプ生活をつづけている。
国連によると、ロヒンギャ族は、世界的にも最も迫害されている民族のひとつだと評価されている。
外部リンク
RFI
http://www.rfi.fr/
ARNO
http://rohingya.org/
Al Kanz
http://www.al-kanz.org/
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