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2014-11-15 11:00

社会

難民青少年の絵をまとめた本が発行

Forced to Flee
つらい経験を描くことでトラウマから解放
アメリカの作家 Erika Berg氏が、難民青少年が描いた絵をまとめた本、「Forced to Flee : Visual Stories by Refugee Youth from Burma」(強制的な避難:ミャンマーからの難民青少年によるビジュアルストーリー)を発行した。

この本は、同氏が開催したボランティアセミナーをきっかけに作られた。ミャンマーの平和と難民をトラウマから解放するためのセラピーを目的としたワークショップで、200点以上の絵が完成している。

セミナーでは、民族紛争により住む場所を奪われた青少年が、難民キャンプまでの辛い旅や難民生活を絵で表現した。

Berg氏は、この本がミャンマーの現状を伝え、平和をサポートすることにつながると考えている。

絵が語るストーリー 犠牲者から表現者へ
表紙の絵は16歳の少年が描いた。村を破壊され、悲鳴が響く中ジャングルに逃げ込み、うずくまっていた彼の経験が描かれている。

全ての難民が忘れられない屈辱的なストーリーを持っている。ストーリーをビジュアル化することで、彼らは単なる犠牲者ではなくなり、生き残った目撃者として語る表現者になる。

絵は、多くの言葉から成る物語と同じように伝える力がある。難民青少年の傷ついた心を解放し、難民の現実を広めることができる。(Global Voicesより)

Berg氏は語っている。

クリエイティブな活動を支援するサイトKick Starterでは、活動の様子と本の詳しい内容を動画で紹介。支援金を募っている。

(画像:Kick Starterより)


外部リンク

Global Voice
http://globalvoicesonline.org

Kick Starter
https://www.kickstarter.com
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