2014-10-17 00:00
経済
タイとの国境地域に新しい経済特区計画が進行

観光・工業で貿易の活性化を目指す
10月15日、ミャンマー商工会議所とタイ商工会議所は、2国間の国境地域 Mae Sot(メーソット)での新しい特別経済特区(SEZ)の開発計画に合意した。(画像:Bangkok Postより)
両国を先導する民間組織によってSEZ委員会が設立され、マスタープランの作成が進行している。計画では、工業、観光の両面で経済協力を果たし、互いの成長を促進していく。
ミャンマーはSEZにおける輸送経費を下げ、貿易の活性化を図る。また、タイは、ミャンマーからの労働者を雇用することで利益を得ることが期待されている。
橋の建設などメーソットの基盤整備が急務
タイの商工会議所によれば、今年、ミャンマーとタイの貿易は昨年より10%増加し、1,970億バーツとなるという。昨年、メーソットでの貿易額は437億バーツ。SEZ計画によって今後さらに貿易が活発になり、貿易額は昨年比30%の増加が見込まれている。
タイ商工会議所では、SEZを活性化するためには、多くの中小企業が参入することが重要としている。
現時点では、貿易の拠点であるメーソットは国境チェックポイントとしての基盤が十分ではない。最も大きな課題は橋の建設である。来年、2国間をつなぐタイ・ミャンマー第2友好橋の工事が始まり、年内に完成する予定である。完成すればメーソット地域での貿易は格段に増加することが期待されている。
外部リンク
The Nation
http://www.nationmultimedia.com
Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com
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