2014-10-11 10:00
経済
【ミャンマーGDP】テイン・セイン大統領任期中に9%超えの見通し

今年度には9.1%、来年度には9.2%
ミャンマーの国家計画・経済開発省カン・ゾー(Kan Zaw)大臣は、テイン・セイン大統領の任期である来年度には、GDP(国内総生産)が年平均成長8%を越え、9%台になる見通しであることを発表した。これは国家計画・経済開発省と財務省による会見で発表され、カン・ゾー大臣によると、今年度には9.1%、来年度には9.2%の上昇を予測。
9%を超える上昇率は、通信事業者であるOoredooやTelenorなどの外資系企業による消費を含む多くの要因に基いてはじき出された数字としている。
ミャンマーでは2011年の会計年度のGDP上昇率が5.6%、その後2年間にわたり7.3%、8.7%と上昇中。
(画像はイメージです)
GDP上昇のリスクを懸念
一方、世界銀行(World Bank)は今年と来年のミャンマーのGDP上昇率を8.5%と予測。また、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)も今年の上昇率を8.5%にとどめている。どちらにしても世界の平均上昇率を超えるとしているが、いくつかのリスクがあることも警告。
不確実性要素として、高所得国、特にヨーロッパ圏や日本の短期的な経済悪化の影響をあげている。また、国際金融情勢の急激な締め付けや、国際あるいは地域の地政学的緊張などの可能性も示唆。加えて、中国の急速な景気減速も懸念される。
果たして今後ミャンマーはどのような道を進むのか、目を光らせておく必要があるだろう。
外部リンク
Myanmar's GDP will expand by 9.1 per cent, minister says
http://www.nationmultimedia.com/
GDP growth above 8pc, says World Bank and IMF
http://www.mmtimes.com/
Myanmar to experience higher economic growth than ‘Developing East Asia’, says World Bank
http://www.mizzima.com/
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