2014-09-27 13:00
社会
ミャンマー軍、109名の少年兵士を解放

最大数の解放、ユニセフが評価
9月25日、ミャンマー軍は、109名の少年兵士を解放した。(画像はプレスリリースより)
2012年6月、少年兵士の解放に関するアクションプランに署名して以来、合計472名の解放が実現した。今年8月には91名が解放された。109名の解放は過去最大人数となる。解放による人員の補充は行われない。
少年兵士が解放されるのを見届けたユニセフのミャンマー人権問題コーディネーターは、
私たちは未来ある少年の解放を喜んでいる。悪習慣に終止符を打ち、子どもたちの生活の改善を加速させた政府と軍を評価する。(ユニセフより)
と述べている。
新人募集、貧困層からの採用を無くし、少年兵士根絶を
少年兵士は、少数民族の抗争などに実戦部隊としてかり出される。49年間続いている少年兵士の採用は国際的に問題視されている。少年兵士を根絶するため、複数の国際機関がミャンマー軍に働きかけている。ユニセフでは2007年より、少年兵士根絶に向けて積極的な取り組みを続けている。
解放が進む一方、少年兵士の新人募集も続いているのが現実だ。ヤンゴンやマンダレーでは、仲介人も存在する。貧困層には子どもを入隊させ、収入を得る家庭もあるという。
外部リンク
ユニセフ
http://www.unicef.org
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