2014-10-02 16:00
社会
外務大臣、イスラム教徒迫害問題の解決を約束

国連リーダー総会で明言 全ての人権問題解決へ
9月29日、ミャンマーのWunna Maung Lwin外務大臣は、世界的な非難の的となっているラカイン州イスラム教徒への暴力について、解決に向けて結論を急ぐことを約束した。(画像:abc Newsより)
これは、国連の世界リーダー総会での発言。外務大臣は、ラカイン州の問題だけではなく、過去50年続く、人権に関する全ての問題について解決するとともに、東南アジア諸国が国連の人権問題会議の議題とならないよう取り組むべきだと述べた。
解決には歴史や民族多様性を理解することが必要
2012年の暴動では、280人のイスラム教徒が殺害され、14万人が住居を奪われた。彼らは今も狭いキャンプで暮らしている。国際社会は、過激派仏教徒の排他的な宗教観がミャンマーの民主改革を妨害しているという見解を示している。
ミャンマーは、ラカイン州に住むイスラム少数民族ロヒンギャ族の大半をバングラデシュ人と見なし、不法入国者として扱っている。
外務大臣は、政府がロヒンギャ族迫害問題に関するアクションプランに取り組んでおり、暴力について特に厳しい態度で臨んでいることを明言した。
また、解決に向けて結論を急ぐ前に、民族間の複雑な多様性や歴史を完全に理解する必要があることも述べた。ミャンマーは根本的な原因に立ち向かい、ラカイン州の安定や平和、人々の成長のために努力していくという。
外部リンク
abc News
http://abcnews.go.com
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