• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ミャンマー反政府勢力、タイ国境の主要都市から撤退
2024-04-26 16:00

社会

ミャンマー反政府勢力、タイ国境の主要都市から撤退

撤退
一時的な撤退
ミャンマー反政府勢力の武装民族グループであるカレン民族同盟(KNU)は同国国軍の反撃を受け、今月奪ったタイ国境沿いの町であるミャワディからから軍隊を撤退させたと、同グループの広報担当者が24日に発表した。

KNUの報道官によると、ミャワディ奪還に向けて反撃を開始した軍事政権は、4月初旬にKNUが町を包囲した際に地域民兵組織の支援を受けて同地域に入ったという。

KNUの広報担当者であるソー・トー・ニー氏は、今回の撤退は一時的なものだと言及したうえで、
「カレン民族解放軍(KNLA軍)は…ミャワディに進軍した軍事政権軍とその予備部隊を壊滅させるだろう」(REUTERSより)
と述べた。

KNLA軍とは、ミャンマー民主化を求める国民統一政府(NUG)の一翼を担うKNUの軍事部門である。

タイ外務省は戦闘が緩和したと楽観視か
ミャワディでは20日に戦闘が激化し、反政府勢力が国境橋の交差点に立ち往生したミャンマー国軍を追い出すために戦い、1日で3,000人の民間人が隣国タイへ避難を強いられた。

すでに大半の民間人が帰還し、650人がタイに残ったという。

タイ外務省は24日、ミャワディ周辺での戦闘は緩和し、貿易が打撃を受けていることから国境検問所の再開を希望している旨を発表した。

なお、ミャワディは年間10億ドルを超える対外貿易のパイプラインである重要な戦略地域で、ミャンマー軍事政権にとって重要な拠点である。

(画像はREUTERSより)


外部リンク

Myanmar rebel group withdraws troops from key town on Thai border
https://www.reuters.com/

Myanmar rebel group says it withdraws from key town on Thai border
https://www.channelnewsasia.com/

Myanmar rebel group withdraws from key town on Thai border after counteroffensive by junta soldiers
https://www.firstpost.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook