ミャンマーニュース

ミャンマーの出入国管理・人口省は2015年1月2日よりE-Visa（電子ビザ）の対象国を32カ国追加した。

ミャンマーのE-Visaシステムは2014年9月にスタート。導入時の対象国は日本を含む68カ国であった。2014年12月末までに4万人がE-Visaシステムを利用。

E-Visaとは、それぞれの国に駐在するミャンマー大使館でビザ申請（渡航申請）をする代わりに、オンラインで簡単にビザが申請できるシステムだ。

E-Visaを取得した者は、ヤンゴン、マンダレー、ネピドーの空港から入国することができる。

今回追加された国は、アフリカや東ヨーロッパ、中央アジア、南アメリカからがほとんどで、南アフリカ、カタール、アイスランド、ケニア、モルディブなどが含まれ、対象国は100以上となった。

出入国管理・人口省Khin Yi大臣によると、将来的にはビジネスE-Visaの導入計画もあるようだ。

ASEAN憲章によると、加盟国10カ国の国籍を持つ者はASEAN地域国間であればビザなしの渡航を提供することが期待されている。

ミャンマーはその要件を遵守する最後の国だが、今回の変更でもビザフリーは適用されなかった。

その上、前述したE-Visaは有効期限が6カ月で滞在期間は28日間であるが、ASEAN地域内のラオス、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、カンボジアには14日間以上の滞在が認められていない。

ミャンマーには、まだまだ解決しなければならない問題があるようだが、正に多くの人々を受け入れ始めたばかりの国。今後、段階を踏んで変化がもたらされることを期待しよう。

（画像はmizzimaより）

外部リンク

Visa on arrival expands to more than 100 nationalities
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/

Myanmar expands e-visa system to 32 additional countries
http://www.mizzima.com/mizzima-news/myanmar/

Myanmar extends eVisa
http://consult-myanmar.com/myanmar