ミャンマーニュース

独立行政法人の日本貿易保険（NEXI）は、ミャンマーにおけるエム・エム・エス・ティラワ事業開発株式会社（MMSTD）の出資に対する海外投資保険の引き受けを決定した。

MMSTDは、ティラワ工業団地の開発会社に出資する投資会社で、三菱商事、丸紅、住友商事が合同で設立した。海外投資保険は、保険責任期間15年、国別リスクのほか、戦争、テロ、経済制裁や自然災害などのリスクで生じる損失の95％を補填する。
独立行政法人日本貿易保険は、2001年に設立された経済産業省所轄の独立行政法人で、輸出入や海外投融資などの対外取引に伴う危険を保障する貿易保険を提供している。この保険により、海外ビジネスにおけるリスクを軽減することが可能となる。

ミャンマーは、海外からの民間インフラ投資が活発な一方で、事業リスクが高い国でもあることから貿易保険の依頼が増加している。

日本貿易保険が実施する、ティラワ工業団地開発への投資案件については、日本・ミャンマー両政府の協力の下に進められている日本・ミャンマー初となる官民連携事業である。同法人は、今後も日本の公的金融機関として、日本企業の事業拡大に寄与するプロジェクトを積極的に支援していく方針だ。

外部リンク

独立行政法人日本貿易保険　ニュースリリース
http://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/005587.html