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2023-04-28 18:30

社会

ミャンマーでの銃撃から15年、長井健司氏のビデオカメラを遺族へ返還

長井健司
これを通じて再びミャンマーに注目を
2007年にミャンマーで起きた反政府デモ「サフラン革命」の取材をしているときに路上で銃撃され死亡した長井健司氏のビデオカメラが、15年以上のときを経て遺族に返還された。

長井氏のビデオカメラは銃撃以来行方不明になっていたが、4月26日にタイ・バンコクで開かれた式典で同氏が撮影した映像とともに妹の小川典子氏に引き渡されたという。

小川氏はビデオカメラが返還されたバンコクで、
「これを通じて人々が再びミャンマーに注目するようになり、世界中の人々が現在の状況について何かをしなければならないと感じてくれることを願っている」(The Guardianより)
と述べた上で、カメラと映像は分析のために日本に持ち帰り、長井氏の死に関して徹底的な調査をすることに言及した。

ビデオカメラの入手に関しては不明
15年以上行方不明だった長井氏のビデオカメラは、ミャンマーに焦点を当てた報道機関、DVB (Democratic Voice of Burma) が入手したものだが、どのような経緯で入手したのかについては明かされていない。

しかし、長井氏が銃撃される直前の様子が記録されており、同氏が倒れた後、近距離で兵士に撃たれたと思われる死亡の瞬間をとらえていたという。

なお、路上に倒れた長井氏に兵士がライフルを向けた画像を撮影したロイター通信の写真家は、後にピューリッツァー賞を受賞している。

(画像はBBCより)


外部リンク

Kenji Nagai: Missing camera reveals journalist's last moments in Myanmar
https://www.bbc.com/

Camera surfaces 15 years after journalist killed in Myanmar
https://abcnews.go.com/

Last images taken by Japanese journalist killed in Myanmar in 2007 released
https://www.theguardian.com/
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