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2013-12-06 22:00

社会

世界の汚職レベル調査、ミャンマーは前回より改善

トランスペアレンシー・インターナショナル
2013年度、「腐敗認識指数」(CPI)が発表された
トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は、ドイツのベルリンに本部を構える国際的な非政府組織(NGO)で、腐敗、特に汚職に対して取り組んでいる。世界中の腐敗をリスト化した「腐敗認識指数」(CPI) を毎年発表していることで知られる。

CPIは、1995年以来毎年公開されているもので、公共部門の汚職レベルを0(腐敗度が高い)から100(腐敗度が低い)までに指数化し、その度合いを国際比較し、国別にランキングしたものである。現在TIが調査を行っている国は、177ヶ国にのぼる。うち、70パーセントの国が深刻な汚職の問題を抱えているという。

TIが12月3日に発表した今年度の世界の腐敗リスト「腐敗認識指数」によると、アフガニスタン、北朝鮮、ソマリアの3国の指数が最低で、世界で最も汚職が横行している国としている。一方、デンマーク、ニュージーランドは最高の指数を記録し、最も汚職が少ない国と位置づけされた。

ミャンマーは指数が上昇
軍事政権の崩壊とともに急速な民主化が進められているミャンマーは、前年度に比べ、指数が上がり、良好の兆しが見られる。海外からの投資が急増し、厳しい資金運用の透明性を求められているためと考えられる。

TIは、国の経済レベルが下がるほど、汚職率が上がると説明した。貧しい国の国民の、特に貧困層に所属する人々が一番の被害を受けている。これらの国は、汚職問題を解決しないかぎり、国レベルでの貧困からは脱却できないだろうと指摘した。

前年度の調査から、一番指数が下がった国は、内戦で混乱状態にいるシリアだ。リビア、マリがこれに続く。汚職は、国の安定と深く関係している。


外部リンク

20 minutes
http://www.20minutes.fr/societe/

Transparency International
http://www.transparency.org/
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