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2013-11-07 18:00

その他

ヤンゴンで女性ヌード絵画の展覧会が開催

ヌード絵画
検閲緩和後もアートとしてのヌード認知度低く
10月27日から30日まで、ヤンゴンの LOKANAT GALLERIES で、女性ヌードをテーマとした絵画展、「 S + Z II 」が行われた。

(画像:ミャンマー・タイムスより)

女性ヌードをテーマに制作する作家 Sander Khaing (41)氏の作品が、ヤンゴン市街地のギャラリーで展示された。彼女の作品は2009年にタイのチェンマイで発表されているが、地元ヤンゴンでの大規模な展覧会は初めてである。

軍事政権下の芸術に関する検閲制度によって、ヌードは後ろ姿でさえ表現することが禁じられていた。彼女はその状況の中でも制作を続けた。多くの作品に自作を紛れ込ませ、最上階の隅の誰も見ないような場所に展示し、検閲の目から守った。

民主化後の検閲緩和によって表現が許されるようになったが、ミャンマーでは、裸体をアートとして鑑賞するという教育がされていない。その中でこのような展覧会を開くことはまだ難しいことだ。

画家なら必ず一度は女性ヌードを描く。世界には女性ヌードをテーマとした優れた作品が数多くあるが、ミャンマーではまだ展示されたことはない。今回の個展をきっかけに、多くのヌード絵画が人々に紹介されるのではないだろうか。(ミャンマー・タイムスより)


彼女は述べている。

肉付きの良いヌードをモチーフに モデル確保も課題
彼女はアートとしてのヌードを世に広めるためのもう一つの課題として、モデルの問題を挙げている。ミャンマーでは年齢、既婚、未婚に関わらずシャイな女性が多く、ヌードモデルを引き受ける人が少ないという。

Sander Khaing 氏は、がっしりとした体格の女性にこそ魅力があると考えており、作品にはすべて肉付きの良い個性的な美しさを持つ女性が描かれている。今回の作品は木炭作品が中心で、それぞれ200米ドルの値がつけられ、展示された。


外部リンク

ミャンマー・タイムス
http://www.mmtimes.com/
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