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2022-02-28 22:45

社会

ジャパンハート、クーデター発生から現状までを報告

ジャパンハート
取れる限りの策を講じて現地スタッフにも指示
ジャパンハートがミャンマー国軍によるクーデター発生から、現在に至るまでの複合危機の1年を2月22日に報告した。

2021年2月1日にミャンマー国軍によるクーデターが発生。「アウンサンスーチー氏拘束」を海外メディアが報じ、1時間後には電話が不通となり、その後インターネットも遮断された。不安な面影で出勤する現地スタッフにジャパンハートは指示をだし、取れる限りの策を講じていたものの、その後を予想できない状況で覚悟を決めたとしている。

また、2月半ば以降には国軍が暴力による抑え込みを本格化し、死傷者数も増加。国民がストライキやボイコットなどをしたことで、社会がさらに混乱していった。これにより、2021年度の経済成長率がマイナス18%になると世界銀行が発表したほか、2022年には国民の半数が貧困化すると国連が予測している。

全ての労働者が「サイレント・ストライキ」を実施
2022年2月1日には全ての労働者が働きに出ず「沈黙の反抗」を行う「サイレント・ストライキ」が実施された。ミャンマー独立のための国内合意が交わされた2月12日には、国民が「よからぬ動き」を見せるのではないかと軍が考え、朝からインターネット回線が遮断された。

1日の大半を電気なしで過ごさなければならない地域もあり、物価上昇やオミクロン株の市中感染なども急速に広がっている。事態好転の兆しは全くない現状ではあるが、ジャパンハートのミャンマー事業部は、可能な限りの事業展開をしてきた。

たとえ僅かであったとしても現実を良くする可能性に賭けて、今後も活動を続けていくとしている。

(画像はジャパンハート ホームページより)


外部リンク

ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/

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