ミャンマーニュース

ジャーナリストの権利を守り、言論弾圧を監視するジャーナリスト保護委員会（Committee to Protect Journalists：CPJ）は9月23日、ミャンマー当局に新たに逮捕されたジャーナリスト2人を直ちに釈放し、彼らに対するすべての告訴を取り下げるべきとの見解を示した。

ミャンマー国軍が運営するMyawaddy TVによると、逮捕されたのはBBCメディアアクションのフリーランスプロデューサーであるHtet Htet Khine氏と、独立系メディアであるフロンティアミャンマーのコラムニストであり、米国議会が資金提供する放送局Voice of AmericaのコメンテーターであるSithu Aung Myint氏の2人だという。

CPJはエーヤワディー・ニュース・マガジン（The Irrawaddy）のニュースを引用し、Sithu Aung Myint氏が虚偽のニュースを拡散して人々を扇動したとして逮捕されたと報告している。

また、Htet Htet Khine氏は、軍事政権に禁止された国民統一政府の政治組織に所属する放送局であるFederal FMラジオ局で働いた上に、逮捕状が出ていたSithu Aung Myint氏を匿った罪で逮捕されたという。

CPJ東南アジアのショーン・クリスピン（Shawn Crispin）氏は、と述べている。

また、Htet Htet Khine氏の法律顧問によると、同氏が軍の尋問センターから警察の拘留所に移され、インセイン刑務所に移送される予定だという。

BBCメディアアクションは声明を発表しており、その中でHtet Htet Khine氏の拘留に懸念を示し、状況を注意深く監視していることを明らかにした。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ジャーナリスト保護委員会
https://cpj.org/

ジャーナリスト保護委員会のプレスリリース
https://cpj.org/2021/