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2021-05-23 08:00

政治

【国連】ミャンマー軍事政権に新たな制裁を課した米・英・加を歓迎

国連
国家最高指導機関と構成員16人がターゲット
国連の特別報告者であるトム・アンドリュース(Tom Andrews)氏は5月20日、米国、英国、カナダがミャンマーの軍事政権に課した新たな制裁を歓迎し、すべての国がこの3国に続くよう促した。

アンドリュース氏は、ミャンマー国家行政評議会(SAC)と16人の個人をターゲットにするという米国が17日に発表した決定を特に強調。

その決定では、資産を凍結し、米国国民がクーデターのリーダーに利益をもたらす資金、商品、またはサービスを提供することを禁じているという。

SACとは、軍事クーデターによりミャンマー国軍が権力を掌握した翌日となる2月2日に設立された国家最高指導機関で、16人で構成されている。

いかなる個人・企業・政府も制裁のターゲットに
米国が個人だけでなくSAC自体に制限を課すことは、軍事政権への最も重要な措置の1つだ。また、軍事政権とビジネスを継続する者もターゲットにすることで、民間人への執拗な攻撃を支援していることが明らかになる。

アンドリュース氏は、
「SACの指定は、軍事政権の財政に新たな打撃を与え、それは正しい方向への重要な一歩だ」(プレスリリースより)
と述べ、SACを制裁リストに加えることが「財政的、物質的、技術的支援、または商品やサービスを実質的に支援、後援、または提供した」と判断された個人または団体のさらなる指定への道を開くことになるとの見解を示した。

これは軍事政権とビジネスをすることへの警告であり、国際企業、銀行、武器密売人、または財政的、技術的、その他の支援を提供する政府機関などが、制裁に直面する可能性があるということだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国連
https://www.un.org/

国連のプレスリリース
https://news.un.org/

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