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2021-05-15 22:30

文化

横浜高島屋、ミャンマーの手織りハンドバッグ「moringa」を期間限定で販売

moringa
多彩で美しい手織り生地で手作りしたバッグ
横浜高島屋では、5月19日より期間限定で、ミャンマー生まれのバッグブランド「moringa」の販売を行うことを発表した。

「moringa」は、ミャンマーに居住する、インテリア&フードスタイリストの今野まや氏と、NGOで働く水口知香氏が立ち上げたバッグブランド。ミャンマー各地の多彩で美しい手織り生地を最大限に生かしデザインしたアイテムを、できる限り国内の素材を使いながら、ひとつひとつ丁寧に手作りで縫製している。

バッグに使用する布生地は、地域によって厚さや色柄が違うなど、ミャンマー民族の生活や気候に根付いているものが多いのが特徴である。

ミャンマー民族ならではの独特の色使いは、現代ファッションのワンポイントアクセントとして、また持ち運びしやすいデザインは、着物や浴衣の着用時にも便利。

商品の一例をあげると、35×23cmの手織りクラッチバッグは、素材がミャンマーコットンとアクリル、12色展開となっている。また、41×7.5×20cmの手織りペンシルバッグなどがある。

経済的に困難な女性たちの自立を目指す
「moringa」というブランド名は、ミャンマーのどこでも採れる栄養価の高い木「モリンガの木」に由来する。

「モリンガの木」は健康食品になるほど優れた産物であるにもかかわらず、ミャンマー国内ではその価値が知られていない。それと同様に、ミャンマーの各地で終われる魅力溢れる布生地は、ほとんどがミャンマーの伝統的な洋服であるロンジーに使われるのみで、世界的にも認知度がない。少しでもミャンマーの財産を活用したいという思いから「moringa」と名付けた。

また、近年、機械化の導入や、他国の安価な大量生産品の流入により、この伝統的な織物文化が衰退する地域も増えてきている。

そんな中、経済的に苦しい状況に置かれた女性たちの自立と、民族ごとに育んできた技術・文化を継承していくため、2人の日本人女性が「moringa」を立ち上げた。

製作を手掛けているのは、不安定な仕事をして家族を支えるなど経済的に困難な背景をもつ女性たち。ものづくりを通して、彼女たちが自身と誇りを培い、人生をより前向きに生きられることを目指している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

横浜高島屋 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000069859.html

「moringa」公式サイト
https://www.moringayangon.com/

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