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2019-11-11 21:00

経済

ミャンマー中央銀行が銀行市場をさらに自由化、外国銀行の出資緩和も

ミャンマー中央銀行
3回目のライセンス認可開始
ミャンマー中央銀行(Central Bank of Myanmar)は11月7日、国内銀行市場を外国銀行に開放するプロセスを開始した。

これは2014年、2016年に続いて3回目となるライセンス認可で、これまでに認可した13の金融機関が順調なことから、さらなる銀行市場の自由化に踏み切ったという。3回目となるライセンス認可は、ミャンマー国内に駐在員事務所を持つ外国銀行が対象だ。

2種類のライセンス
ライセンスは2種類あり、外国銀行は支店または子会社ライセンスのいずれかを申請できる。支店ライセンスについては、ホールセールバンキングが許容される製品およびサービスは、既存の外国銀行支店ライセンスと変わらない。

また、認可を受けた銀行は1つの事業所のみを設立することが許可され、運営には最低7,500万米ドルの払込資本金が必要だという。

子会社ライセンスの場合、営業開始時にホールセールバンキング業務が許可され、2021年1月1日からリテールバンキング業務も許可される。また、支店または支店外にATMを最大10ヵ所設置でき、運用には最低1億米ドルの払込資本金が必要だという。

外国銀行の出資緩和
ミャンマーではこれまで、外国銀行のミャンマー銀行への出資上限が35%とされていたが、2020年1月1日からケースバイケースで上限を超える外国銀行の出資を容認することを明らかした。

この緩和により地場銀行の経営参画も可能となるので、市場参入を狙う動きが激化する可能性がある。

(画像はミャンマー中央銀行より)


外部リンク

ミャンマー中央銀行
https://www.cbm.gov.mm/

ミャンマー中央銀行のプレスリリース
https://www.cbm.gov.mm/pdf

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