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2019-09-23 09:00

社会

インド沿岸警備隊、ミャンマー船から45億円相当の密輸薬物を押収

ICG
重さ1160kgの薬物押収
インド沿岸警備隊(ICG)は9月21日、インド洋地域のミャンマー船から45億円(300カロール・ルピー)相当の解離性麻酔薬ケタミンを押収したことを明らかにした。

ICGによると、同月18日に定期監視中のICG航空機がインドの排他的経済水域(EEZ)で不審な船を発見したが、同船が無線に応答しなかったため調査を開始したという。

ICGは不審船舶の無線を傍受し、逃亡をしようとしていたことを突き止めたため、翌19日の夜にインドのニコバル諸島近くで、海空作戦によりICGの職員が不審船に乗り込み、重さ1160kgものケタミン薬を発見した。

また、乗組員6人への聴取により、ミャンマー船籍であることが判明したという。

インド洋地域の大規模な薬物ネットワークカルテル
情報筋によると、乗組員は9月14日にミャンマーのダムソン湾(Damson Bay)を出発し、密輸薬物をタイとマレーシアの国境近くで別の船に移すための指示を待っていたという。

ICG関係者は、密輸薬物がインド洋地域で運営されている大規模な薬物ネットワークカルテルの一部であると疑っている。

なお、押収された薬物「ケタミン」は世界保健機関の必須医薬品の一覧に加えられており、低用量帯でも呼吸を抑制しないという利点がある麻酔薬だが、乱用薬物でもあるため日本では麻薬に指定されている。

(画像はSWARAJYAより)


外部リンク

Indian Coast Guard’s Massive Haul At Sea: Myanmar Ship With 1,160 Kg Drug Consignment Worth Rs 300 Crore Captured
https://swarajyamag.com/

Coast Guard seizes ketamine worth ₹300 crore off Nicobar islands
https://www.thehindu.com/

Indian Coast Guard seizes 1,155 kg of drugs from Myanmar ship, arrests six crew members
https://zeenews.india.com/

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